2014年活動報告

 

・第35回公益社団法人・日本口腔インプラント学会中部支部学術大会が、名古屋駅前のウインク愛知で開催されました。(2014年12月6日~7日)

気がつけば、2005年の第26回大会から、支部長として挨拶しています。もう9年間もこの職にあるわけですが、いくらなんでも、もうそろそろ賞味期限切れと、本人も自覚しています。とは言っても、今の任期が2016年6月までですので、それまでは学会のため、ひいては患者さんのために頑張らねばなりません。秋は、日米の学会シーズンです。私も、10月から年末まで、すべての週末がつぶれました。カレンダーの日曜の赤字をみると正直”イラッ”としますので、心の中でそれは平日の”黒字”ということにしました。

 


 

・第8回AAID アメリカ口腔インプラント学会South Korea-Maxi Course (韓国KDI)の卒業式に出席しました(2014年11月29日~30日)

全員がそろっての卒業記念写真です。
韓国の先生、日本の先生、同じ志を持つもの同士、みんな仲がいいです。
これから、アメリカ口腔インプラント学会(AAID)の資格試験(まずはペーパー試験)が待っています。
全部、英語の試験です。
頑張ってください。
皆さんの合格を祈念しています!!!

 


 

・第63回アメリカ口腔インプラント学会(AAID Annual Meeting・フロリダ州オ-ランド市 2014年11月6日~9日)に参加してきました。

今年は昨年に続き、うれしい参加でした。それは、当会のインストラクターの一人である伊藤幸司先生が5月にシカゴのアメリカ歯科医師会館で行われたAAID-Fellowの試験に見事合格され、このAnnual Meeting で資格認定証とメダルの授与式が行われたからです。
 これで、当会では、私を含めてAAID Fellow menber が3名、Associate fellow member が6名、合計9名が有資格者となりました。 この数の多さは、日本の団体組織の中ではダントツです。
 アメリカの資格を持っているからといって、別にどうということはありませんが、勉強の励みにはなります。また、海外で講演するときには、このアメリカの肩書きがものを言います。”円”よりも”ドル”の方が国際的には通用するということです。
 とにかく、アメリカは日本以上に資格社会ですから、アメリカの歯科医は、勉強していろいろ資格をとるのに必死です。なぜなら、アメリカではその資格が収入に直結するからです。勉強しない歯科医は脱落していきます。
 では日本はどうかというと、日本の保険制度はアメリカに比べて充実していますから、そのようなことはなく、ある意味歯科医は守られています。
 しかし、インプラントのように保険外の自費診療の場合は、患者さんサイドから見て、その術者のQuarityが客観的に判定できる何かは必要ではないでしょうか?もちろん、公益社団法人・日本口腔インプラント学会には、専門医制度があります。 http://www.shika-implant.org/ しかしながら、残念なことに厚生労働省から広告可能な専門医としての認可が未だ得られておりません。したがって、患者さん側からアクセスしない限り誰が専門医かどうかわかりません。なぜ認可が得られないかというと、いろいろな理由があるようです。その中の理由のひとつが、未だ、日本歯科医師会の賛同が得られないからだと聞いています。
 歯科医院の数がコンビニの1.5倍以上、過当競争で厳しさを増している歯科界ですから、歯科医の差別化を助長するような専門医制度を安易に認められないという事情はよく理解できます。また、アメリカのような行き過ぎた?資格社会は、日本には馴染まない!!! 一理あります。 私には、よくわかりません。 ただ、患者さんが安心して適切なインプラント治療が受けられるための情報の一助として専門医制度が機能することは、何より患者さんを守るという一点において重要と考えます。
 今後、歯科界の中に、医科のように第3者も交えた日本専門医機構http://www.japan-senmon-i.jp/のようなものが設立されるか、あるいは歯科独自の道を歩むのか、次の世代の課題となることだけは間違いないでしょう。

伊藤幸司先生。資格取得者はAAID会長(向かって右側)から、一人一人認定証が授与されます。
認定証に隠れていますが、メダルも授与されました。
AAID Fellow の認定証、すばらしいデス。

私と、愛知インプラントセンタ-認定講習会のメインインストラクターの3名です。
向かって左から、斉藤貴司先生、伊藤幸司先生、私、小松晋一先生。
メダル、見えます。

学会終了の土曜日の夜、恒例のAAID会長招宴のパーティーがあります。
1,000人くらいでしょうか? 大変大きい会場です。
そこで、今年の資格取得者が一人ずつ紹介されます。(スクリーンに名前と写真が出ます。)

合格者全員がひな壇に登り、参加者全員からオメデトウ!の拍手があります。

金曜の夜、とりあえず身内で、伊藤幸司先生の合格祝いをしました。
向かって右から2番目は、日本から同行した梅林隆先生、
左から2番目は現在UCLA留学中の長谷川正和先生。
とにかく、気の知れた者同士の食事会、楽しかったです!
伊藤先生合格、ホント、オメデトウございました!!!

現在UCLA留学中の長谷川正和先生のポスター発表.
もちろん英語のポスターです。
日本人が、どんどんアメリカで発表することはすばらしいことです。


・北海道形成歯科研究会で5年ぶりに講演しました。(2014年9月6日)

早いもので前回2009年5月に講演して、5年が経過しました。
今回は、病気療養中の松沢前施設長のお見舞いも兼ねて、札幌に行きました。松沢先生も、随分と快方に向かわれ、ホッとしました。


・韓国釜山市で講演してきました。(2014年8月15日)

講演会場:釜山歯科信用組合ビル7階
今回の講演会のお世話をしていただいた、金 度完 先生です。
金先生は、過去に愛知学院大学歯学部口腔外科に5年間留学された経験をお持ちで日本語が堪能です。
いろいろ有難うございました。


・ドイツ・フランクフルト大学のG.H.Nentwig教授と、ANKYLOS会議の懇親会でご一緒できました。(2014年6月7日)

ANKYLOSインプラントの開発者のドイツ・フランクフルト大学・口腔外科教授のG.H. Nentwig教授と懇親会で親しくお話をさせていただきました。
その中で分かったのが、偶然にもインプラントを始めたのが、二人とも1981年ということでした。
そんなことを含め、意気投合して記念写真を撮ったのですが、その後、彼はすぐにそれを見て、”オバマとプーチンかな?”と冗談を言っていました。
どちらが、オバマで、どちらがプーチンでしょうか???
今回は、たった2泊の来日とのことでした。
世界の一流は、超忙しいということでしょう。

・福井歯科研究会で講演しました。(2014年5月28日)

ご縁があって、福井歯科研究会で講演しました。福井駅前の新しいビルの中での講演でした。
当会所属の先生も出席され、久しぶりに楽しい時間を過ごさせていただきました。
ありがとうございました。


・韓国KDI (Korean Dental Implant Institute)の先生方、39名が愛知インプラントセンタ-を訪問されました。(2014年3月1日)

貸切大型観光バスでの到着です。

愛知インプラントセンタ-研修室での講演です。

私の講演後、全員での記念写真。

懇親会の夕食です。”よし川”でおいしい料理いただきました。


 

・毎年恒例のNational University (Philippines)での講演に行ってきました。(2014年2月10日)

今回は、私だけではなくAAID(アメリカ口腔インプラント学会)のフェロー試験に合格した当会の斎藤貴司先生も講演しました。
もう、ボツボツ、私の後任を育てる意味で良かったです。
向かって右から、私、斉藤先生、歯学部長のジョセフ先生、そしてその息子さんです。

学校内の廊下の掲示板に案内が出ていました。

講演後、関係者全員での記念写真です。

いつものように、感謝状いただきました。

同伴した、伊藤先生が滞在先のホテルから撮影した夕日の写真です。
夕日がこんなに赤いとは、本当に初めての経験でした。
感動です!!!